うちの子「逆上がりができない」とお悩みをお持ちの方いませんか?
本記事では、幼児体育指導員が逆上がりのコツについて解説していきたいと思います。わかりやすく図ものせています。コツを知ってもらい、是非逆上がりができるようになってください。
それでは、ご覧ください。
【筆者の経歴】
幼稚園勤務(体育講師)
習い事(体操教室) 歴9年目
- 逆上がりのコツについて
- 逆上がりのコツ ①②③
- まとめ
1.逆上がりのコツについて
<逆上がりのコツ3つ>
- 振り上げ足
- 腕を曲げる
- 手首の返し
逆上がりが1人でできない子どもたちは、この3つのコツをうまくクリアできていません。コツさえ押さえることができれば、誰でも逆上がりができるようになります。それではもう少し詳しく見ていきましょう。
※最初に逆上がりの持ち手には「順手」と「逆手」があります。今回は「順手」でお話を進めていきたいと思います。
2.逆上がりのコツ①②③
■振り上げ足
逆上がりをする時は、地面を踏み込む足(図①)と蹴り上げる足(図②)が重要となります。
まずは、踏み込む方の足(図①)は鉄棒の真下か少し前に置きましょう。この踏み込み足(図①)が後ろすぎたり、前すぎたりすると、いくらいいキックをしても足がうまく上がってきません。
そして、次に振り上げ足(図②)です。振り上げ足は、振り上げる角度が重要です。
イメージとしては、天井(空)に向かって足を勢いよく振り上げていきます。失敗のよくあるパターンとして、振り上げ足を前方にキックしてしまうケースがあります。それでは足が上がらず、逆上がりができません。
【成功例】
↓天井(空)に向かって蹴ること
【失敗例】
前方に蹴り出すと足はうまく上がりません
振り上げ足についての専門のページを作成しております。足が天井に向かって上がらない子どもたちのための練習方法を載せておりますので是非ご覧ください。
■腕を曲げる
脇を締め、腕を曲げることもとても重要です。脇を締め、腕を曲げることでお腹を鉄棒に近づけることができます。お腹と鉄棒が離れると、いくら振り上げ足がうまくいっても逆上がりはできません。
【成功例】
肘を曲げたまま、逆上がりにチャレンジ
【失敗例】
肘が伸びたままでは、逆上がりはできません
しかし、腕を曲げることは、簡単ではありません。腕が曲がらない子どもの多くは、「力不足」「腕を曲げる感覚がわからない」などが原因となります。
腕が曲がらない子どもたちは、腕を曲げる練習を行う必要があります。
遊びながら腕を曲げる感覚、腕の力を習得するための専門のページも作成しております。是非ご覧ください。
■手首の返し
最後に、逆上がりに一生懸命になりすぎて鉄棒を強く握りすぎる子どもたちもいます。そうすると、最後までまわりきれず「あともう少しなのに~」となってしまいます。(図3)そんな子どもたちには、「バイクでブルンブルンとするみたいにやってみて」と声をかけてあげてください。そうすると、最後体が起き上がり「つばめのポーズ」(図4)までできるようになります。
図1
図2
図3
図4 ツバメのポーズ
3.まとめ
逆上がりに必要な3つのポイントをご理解いただけましたでしょうか?実際に私の指導経験上、この3つのポイントをクリアし多くの子どもたちが逆上がりをできるようになりました。
クリアするためには、「振り上げのキックの角度」「腕の力」「腕を曲げる感覚」などの基礎ができているということも大切です。
皆様のお子様も逆上がりができるようになることを願っております!!
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