こんにちは、嫁のゆかぴょるです。
これまでに様々な資格を、独学で取得してきました。
その中のひとつ、2019年に取得した【宅建士】の資格について、わたしの学習方法、おすすめのテキストをご紹介していきたいと思います。
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【宅建士】とは
宅建士とは、「宅地建物取引士」の略称で、宅地建物取引業法に基づき定められている国家資格者のことを言います。
不動産取引の専門家を示す資格で、不動産の売買や賃貸を斡旋する際に、その土地や建物について専門知識を有していないお客様に詳しい説明をすることができるようになります。
主な仕事は、
「重要事項の説明」
「重要事項説明書への記名・押印」
「契約書への記名・押印」
です。
これらの業務は、宅建士しか行うことができないため、不動産業界において宅建士はなくてはならない資格として、高く評価されています。
受験資格制限は無く誰でも受験することができ、将来も有望な資格として、数ある資格の中でも常に人気上位の資格です。
不動産会社のみならず、建築会社・金融機関・不動産管理会社など資格が役立つ業界は多数あり、就職、転職に有利です。
さらには独立開業の道も開けます。
人気のある資格のため、近年受験者数は増加傾向にあり、2017年からは20万人を超える方々が受験しています。
過去10年間の合格率は15%~17%台で推移しており、決して高い合格率ではありませんが、弁護士・司法書士・税理士・社会保険労務士といった法律系国家資格の中では、比較的合格しやすい試験であるといわれています。
独学での取得は可能か?
そもそも、宅建士は独学での取得は可能なのでしょうか。
法律系国家資格の中では、比較的合格しやすいとはいえ、難関資格ではあります。
簡単な試験ではありません。
ですが、できることならスクールや通信講座などにお金をかけずに、独学で取得したいですよね。
独学で宅建士試験にチャレンジする人は多く、わたしもそのひとりです。
結論から言えば、独学でも資格取得は可能です。
わたしも完全に独学で取得しました。
独学での勉強方法
①テキスト購入
まずは、使いやすそうなテキストを購入しましょう。
「宅建 テキスト おすすめ」
とネットで検索し、ある程度の種類を確認をしてから書店へ向かいます。
わたしは、書店で実際に手に取って、パット見た印象で使いやすそうなものを購入しました。
イラストなども適度に使われていると見やすかったりします。
マンガになっているものもあり、分厚い文章ばかりのテキストに抵抗のある人には取り組みやすいかもしれませんが、わたしはあまり魅力を感じなかったため、こちらのテキストを使うことに決めました。
TAC出版社【スッキリわかる宅建士2019年度版】
こちらのテキストは動物の可愛いイラストと、その動物たちを事例にチェックでき、非常に分かりやすい内容でした。
②テキストの流し読み→熟読(テキストへの書き込み)
実は、2015年にも宅建士試験にチャレンジしていました。
結果は惨敗。
手ごたえもまったく無く、あっさりと不合格でした。
その時は、もうチャレンジする事はないだろうと思っていたので、当時学習したほとんどのことは忘れていましたが、テキストを流し読みしていると、だんだんと記憶が、、、蘇ってきません!
ひととおり流し読みしてみましたが、もうまるでイチからお勉強、といった具合です。
不動産業界の経験が無い方や、宅建試験初学者の方は、宅建士試験には専門用語がたくさん出てきますので、最初はひととおり流し読みしてみることをおすすめします。
いきなり1ページ毎熟読してくのは、かなり疲れます。
そして、学習の範囲もかなり広いです。
最初に学習したところは、最後には忘れています。
まずは全体の内容をざっと頭に入れてください。次は熟読です。
熟読していく際、分からないところがあれば、ネットで検索し解説をみます。
ネットにはたくさんの親切な解説者がいます。
わたしも独学で学習している間、本当に何度も助けられました。
「分かったこと」「こう解釈したら覚えやすい」「こんな覚え方できるな」
といったことがあれば、随時テキストに書き込みます。
こんな感じで、自分なりに覚えやすいように、ランダムに書き込んでいきます。
※2015年に受験した際の学習では、ノートに要点をまとめていく方法でしたが、要点をまとめることに満足してしまい、結局そのノートを活用できませんでした。
ですがこの方法も、テキストを読むだけでなく自分で書き留めることで、頭に入りやすくはなると思います。
自分に合ったやり方でどんどん知識をインプットしていってください。
③練習問題を解く
宅建士試験では、大きく分けて、
「宅建業法」
「権利関係(民法)」
「法令上の制限」
「税金その他」
の4項目が出題されます。
熟読していく過程の中で、ひとつの項目が終わるその都度、その項目の練習問題にチャレンジします。
ある程度理解ができていることを確認してから、次の項目に移ります。
まったく理解できていない状態で、次の項目を取り組むのはやめておきましょう。
ちなみにこちらのテキストは、分野毎にバラして使用することが可能で、持ち運びにも便利でした。
④ひたすら過去問題集を解く
ひととおりのテキスト熟読および練習問題が終了したら、あとはたくさんの問題を解いていきます。
まずは過去問です。
過去10年分の過去問をひたすら解きました。
2015年の際には、過去3年分の過去問をひたすら解きました。
過去3年分をやりこめば大丈夫という人もいますが、わたしには少なかったようです。
というのも、過去問はやればやるだけ解答も覚えてしまうようになるんです。
3年分の問題など、数回やれば解答も覚えてしまいます。
設問内容を理解して知識として獲得した結果、解答できているわけでは無いものも多数あり、それでは意味がありません。
過去10年分を何度もやり込めば、かなりの数の設問にも出会えますし、出題傾向もつかめます。
10年分でも何度も繰り返すことで、解答を覚えてしまうものもありましたが、それでも3年分よりは身になっているはずです。
⑤電車移動中やすきま時間にはネットで無料の問題を解きまくる
試験まで2ヶ月を切るくらいから、あらゆる問題を解くことに専念しました。
ここでもネットが大活躍してくれます。
無料の問題集やクイズ形式になったもの、過去問解説もあります。
それを電車移動中やすきま時間にひたすら解きます。
この頃はとにかくこの方法であらゆる問題に挑戦し、まだ苦手な問題があればその解説を徹底的に調べ、インプットし、そこに絞った問題をひたすら解く、この繰り返しです。
それでも少し不安になってきたので、追加で直前模擬のテキストを購入しました。
日本経済新聞出版社【うかる宅建士直前模試2019年度版】
⑥直前模擬をやってみて焦る
ここまでやったらもう大丈夫、と思いつつ、少し不安になってきたわたしは、新たに直前模試4回分の問題集を購入してみました。
ほんの確認のつもりだったのですが、この行為がさらにわたしを不安に陥れることになります。
「こんな問題、過去10年分にもネットのあらゆる問題にもなかったんですけど!?!?!?」
これまで、かなりたくさんの問題に出会ってきたと思っていましたが、初見の問題(過去に出題されていない問題)がゴロゴロと出てきます。
もちろん基本的には応用問題ですので、基礎知識が理解できていればそう問題ではありません。
ですが、「権利関係(民法)」の分野に関しては、初見問題も多いのです。
この時点で試験まであと2週間。
焦りました。
ですが、もうここまできたら新たな知識をたくさん詰め込むより、今までに獲得した知識を徹底してものにする方が確実だと切り替え、直前までひたすら問題を解くことにこだわりました。
宅建士試験の出題数は50問、合格基準点は31点~38点。
つまり約75%を正解できれば合格できます。
すべての項目を完璧に覚えることは不可能ですので、ある程度割り切って、得意な項目を徹底して学習するということも必要になってきます。
そして試験へ
かくして、独学での学習を終え、試験当日を迎えました。
すべての項目を完璧に身につけることはできませんでしたが、
「これだけやったのだから大丈夫!」
といえるくらいには学習に時間を使ってきました。
とくに最後の2週間はかなり追い込みました。
まとめ
宅建士の資格取得は、わたしを含め数多くの人がそうであるように、独学でも可能であるといえます。
ですが、決して簡単な試験ではありませんでした。
宅建士の試験は、毎年10月の年1回のみです。わたしは約半年前から勉強をスタートしましたが、独学には、
「集中力が続かない」
といった怖さもあります。
なかだるみ期間も含め、約半年間の学習時間でしたが、試験前1ヵ月ほどは特に多くの時間を費やしました。
平日仕事終わりには飲みに行かずに直帰し、休みの日に遊びに行くのも我慢しました。
1日の平均学習時間は、電車移動中などのすきま時間も含めて、約2時間です。
なかだるみ期間は、全く勉強しない日も多くありましたが、試験直前にはもっと多くの時間を学習時間に当てていましたので、平均ではやはり1日2時間くらいでしょうか。
必要な学習時間は人によって様々ではありますが、
「これだけやったのだから大丈夫!」
と、自信を持てるくらいまでは、しっかりと学習してから試験に挑みましょう。
そんな偉そうなことを言っているわたしですが、、、
結果は、ものすごくギリギリラインでの合格だったことを白状します。
>「気になる
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女性に人気の国家資格3位にランクイン!そちらの記事でわたしの記事もご紹介いただきました!
資格取得を検討している方は、ぜひこちらのサイトも参考にしてみてください。
試験当日の様子や、結果に関する記事も公開予定です。
これから、独学で宅建士の資格取得を考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。
そして、ひとりでも多くの方が合格できることをお祈りしています。
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