「鬼ごっこにはどんな効果があるの?」
と思った方はいませんか?
本記事では、「鬼ごっこが子どもの発達にどのような影響を与えるか」をお話していきたいと思います。
それでは、早速結論からお伝えすると【運動能力向上】【知力アップ】が見込まれます。
近年、サッカー・水泳・体操など習い事で運動能力をアップさせるという風潮にありますが、
習い事は一定の動きばかり獲得できるようになります。鬼ごっこなどのあそびを通して複数の動き
を獲得し運動能力をアップしてみてはいかがでしょうか?
是非、この後の本文をご覧ください。
<筆者の経歴>
■幼稚園・保育園勤務3年(体育講師として)
■学校の先生8年
■幼児体育・体操教室・習い事6年
運動ができるようになるためには、土踏まずも関係するよ。皆さんのお子様には土踏まずはありますか?
↓良ければご覧ください↓
子どもの土踏まずの作り方【親子であそびながら土踏まずを作る方法6選】
話しがそれましたが、それでは鬼ごっこについてご覧ください。
鬼ごっことは
伝承遊びの代表的な物で、鬼ごっこは昔からあるあそびの一つです。
追いかける側(鬼)が逃げる側(子)を捕まえるというのが、王道のパターンです。
追いかける側(鬼)と逃げる側(子)の関係がはっきりしているので役割を認識しやすいほか、
子どもの特性や発達、人数に応じて内容を工夫することで幼児~大人まで楽しむことができるあそびです。
幼稚園・保育園での体育指導では必ず取り入れます。
ルールを簡単にすれば年少さんから楽しく取り組め、運動量も確保できますね。
鬼ごっこが子どもの発達に良い理由
まず最初に鬼ごっこで経験できる内容を見ていきたいと思います。
■全力で走る(走力)
■倒れないように体をコントロールする(体幹)
■相手がどう動くかを観察しながら追いかけたり逃げたりする(ステップワーク)
■全体を見渡しどのように動けばよいか自身で判断する力を養う(判断力)
■ルールの理解(知力)
■友達とのコミュニケーション(考える力)
鬼ごっこで経験できる内容をいくつかあげましたがいかがでしょうか?
運動量がとても多く幼少期の身体的・運動的・知力的発達にふさわしい運動あそびの一つです。
相手の動きをみて動くことで、単調な走る動きだけでなく避けたり、止まったり、方向を変えたり
するなど自分の動きをコントロールします。
このことは全身の動きを促進し、連続動作の習得につながります。また、相手の状況に合わせた動
きをすることは、身体的な能力だけでなく予想する能力や状況判断を促します。
その他には捕まらないためにはどのように逃げるのが良いか、また友達と協力・作戦を立てて挑む
など考える力も育まれます。
鬼ごっこには、ルールの理解も必要です。
「捕まったら固まる」⇒「逃げている子がタッチして助けてくれれば復活」大人には簡単なルール
ですが、子どもたちは理解するのに時間がかかったりします。
余談ですが、鬼ごっこのルール設定は「年少1つ」「年中2つ」「年長3つ」ぐらいが目安ですかね。
例:タッチされたら、集合場所に戻る。←これでルール1つです。
保育士さん、指導者さんの参考になれば幸いです。
保育士さん・運動指導者さんのために鬼ごっこの本を添付しております。是非、子どもたちに鬼ごっこをする機会をたくさん作ってあげてくださいね。
話しはそれましたが、鬼ごっこも奥が深いためたくさんの研究・実験が行われています。
次の章では、研究内容とその結果をのせていますよ。
鬼ごっこの研究・実験結果
鬼ごっこについての研究も多くされていますが、いいことばかり書かれています。
少し紹介できればと思います。
「素早い方向転換などの敏捷な身のこなしや状況判断・作戦などの思考判断を要する全身運動は、脳の運動制御機能や知的機能の発達促進に有効であると考えられる」
4つの幼稚園で「マラソン」「バスケットボール」「縄跳び」「鬼ごっこ」を半年間実施してどの幼稚園の子どもの運動能力をアップしているかを調べた。結果は「鬼ごっこ」を実施した幼稚園の子どもが一番運動能力のアップに繋がった。
まとめ
「鬼ごっこが子どもの発達に良い」というタイトルで記事を書いてきました。
結論は運動面・知力面ともに発達に良いということが分かりましたね。
子どもに鬼ごっこをたくさん経験してもらいたいところですが、集団あそびのため一人では経験することが難しいです。
例えば、、、
①近所のお友達と鬼ごっこをする
②外あそびをたくさん行う幼稚園・保育園に入園する
③運動系の習い事で鬼ごっこを行う習い事に入る
他にも方法はいろいろあると思いますが、是非我が子に「鬼ごっこ」をたくさん経験させてあげて
くださいね。
【おーしまい♪】
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