「子供の運動神経を良くしたい」
「子供の運動神経が悪い」
とお悩みの方いませんか?
本サイトでは、『子どもの運動神経についての解説』と『運動神経を良くする方法』についてお話していきます。
まず最初に結論からお話します。
子どもの運動神経を良くする方法で一番大切な事はすばりこれです!!
【多種多様な動きを適切な時期に自主的に沢山経験する事】
でもこんな疑問がわいてきませんか?
え?運動神経は親の遺伝じゃないの?
私達親の運動神経が悪いからうちの子も運動できないわ
お父さん・お母さんこんなこと思っていませんか?
実は、『親からの運動神経の遺伝は、約20%にも満たない』と言われています。
では、残りの80%は何の要素が占めているのでしょうか?
皆さんなんだと思いますか?
大きくは、【環境】だと言われています。
小さい頃にどれだけ、いろんな運動経験を積むことができるかによって子どもの運動ができる・できないが決まってきます。
では、詳しくその内容を見ていきたいと思います。
<筆者の経歴>
■幼稚園・保育園勤務3年(体育講師として)
■学校の先生8年
■幼児体育・体操教室・習い事5年
■1児のパパ
その他にも、子どもに関する記事を書いています。
サーキットあそびは特に、たくさんの運動が一度に行えます。幼児期のあそびにピッタリ!!
ご興味ありましたらどうぞ。
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子どもの運動神経の成長時期
<スキャモンの発達曲線>
図
皆さん、上記の図をご存じでしょうか?
スキャモンの発達曲線と呼ばれ、人間がうまれてから成人(20歳)になるまでの成長の度合いを表したものです。
成長曲線には全部で4つあります。それぞれ見ていきましょう。
- 一般型→身長や体重、筋肉、骨格の成長を表します
- 神経型→脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚器系の成長を表します
- 生殖型→男性、女性の生殖器、乳房、咽頭などの成長を表します
- リンパ型→胸腺などのリンパ組織の成長を表します
ここで一番注目していただきたい線が、「神経型」です。
神経型の発達とは、脳や感覚器などのさまざまな神経回路が形成されていくということを表します。
そして、神経型の発達は、0歳~5歳までに80%、12歳までには100%となっています。
12歳までには大人と同じレベルまでに発達するということになります。
この時期に、運動経験をたくさん積み「脳の神経回路」をたくさん作ることにより、運動神経の良い子どもに成長していきます。
また、神経型が急激に発達する時期(3~12歳)をゴールデンエイジと呼びます。
早い子どもでは、2歳からゴールデンエイジに突入する子どもいます。
そのゴールデンエイジも3つの時期に分けることができます。
※時期には個人差があります。一般的に以下のような時期と言われています。
- プレゴールデンエイジ(3~9歳)
- ゴールデンエイジ(10~12歳)
- ポストゴールデンエイジ(12~14歳)
では、上記の時期を踏まえて、3つの時期に、どんな運動をすれば子どもの神経型を適切に刺激できるのかを見ていきたいと思います。
子どもの運動神経を良くするために具体的に必要な事
<プレゴールデンエイジ 3~9歳>
~プレゴールデンエイジでやるべきこと~
- 様々な動きを経験すること
- たくさんあそぶこと
- お父さん・お母さんが本気で一緒にあそんであげること
図「36の基本動作」
上記「36の基本動作」こちらを紹介させて頂きます。
ごめんなさい。画像がとても粗くて分かりにくいですね。
ネットで検索できます。「36の基本動作」と検索してみてくださいね。
~話を戻しますね~
プレゴールデンエイジには、『様々な動きを経験する』ことが大切になります。
基本的な動作「立つ」・「走る」・「跳ぶ」・「転がる」など図にある「36の基本動作」をたくさん経験しましょう。
こんな質問が出てきそうですね。
この時期にトレーニングでどんどん基本動作を経験すれば良いのでしょうか?
いいえ、トレーニングではなく、是非あそびの中から経験をたくさん積んで下さい。
昔公園で木登りをしませんでしたか?
鬼ごっこをしませんでしたか?
そう!それでいいんです。公園であそびながらこんなたくさん動きが経験できます。
■木登りで「ぶら下がる」
■ベンチから「跳ぶ」
■砂場を「掘る」
■ボールを「投げる」「蹴る」
これは一部で他にも色々とあるでしょうね。
子どもたちは、楽しいと何度も繰り返しあそびます。
思い出してください。自分が夢中になって遊んでいた昔を。
「公園の砂場あそびでよく飽きないで、ずっとあそんでいられるな」と感じたことはありませんか?
そう!子どもは、砂遊びに夢中になり楽しいからずっと繰返しあそぶことができるのです。
しかし、、、
近年『あそぶ仲間』・『あそぶ時間』・『あそぶ空間』(三間・サンマ)が失われていると言われております。
近所のお兄ちゃん・お姉ちゃん・友達との関わりが希薄になり、習い事などで忙しくて時間が無くなり、公園などの遊べる場所も減少しているのが現状です。
だから、、、
お父さん・お母さんたちが一緒に子どもとあそぶことも必要です。
そう、意識してたくさん子どもが体を動かす機会を作ってあげるのです。
子どもは、本気であそんでくれるお父さん・お母さんを益々好きになります。
子どもは、お父さん・お母さんたちがあそんでいることをマネします。
マネをすることが、上達への近道です。
是非、一緒にあそんであげて下さい。
<ゴールデンエイジ9~12歳>
~ゴールデンエイジでやるべきこと~
- たくさんのスポーツを経験すること
- スポーツ観戦などで上手な人の動きみる
ゴールデンエイジ期には、プレゴールデンエイジ期で経験した動きを生かし、いろんなことができるようになります。
また、『即座の習得』見よう見マネですぐにできてしまうという特徴もあります。
この時期に習得した動きは、大人になってからも体が覚えているものです。
例えば自転車です。
子どもの頃に乗れるようになり、久しぶりに自転車に乗っても体が覚えていて乗れますよね?
スポーツに関しても、一つのスポーツに絞り込むのではなく、色々なスポーツを経験するとよいでしょう。
~親からこんな質問がありました~
習い事をしていればたくさんの運動経験を積めますか?
習い事もいいですが、その1種目だけで運動経験を積もうとすると偏りがでますね。
例えば、プロの水泳選手が小さい頃から水泳しかしてこなかった。こういったケースだと水泳はたくさん練習を積んで上手ですが、ボールを投げたり、物を扱ったりする経験が少なくなるので、水泳以外運動できないというケースもよくあります。
それを踏まえても、遊びから色んな動きを経験する事って大切だと私は考えますね!!
<ポストゴールデンエイジ12~14歳>
~ポストゴールデンエイジでやるべきこと~
- 心肺機能の向上・走るトレーニング
- 軽い負荷での筋力トレーニング
- 柔軟性、俊敏性も忘れずに
この時期には、体がしっかりと作られ、少しずつ大人の体に近づいていきます。(第二次成長期)
骨格や筋肉や肺などの著しい成長します。その為、スピードやパワーも出て、試合などでのパフォーマンスに見ごたえが出てきます。
しかし、その反面新しい技術の習得にはあまり適していない時期です。また柔軟性の低下もみられます。
柔軟性・俊敏性などのトレーニングも忘れずに行いましょう。
まとめ
これまで運動神経についてまとめてきましたが、「子どもの運動神経を良くしたい」・「子どもの運動神経が悪い」と悩んでいた方、適切な時期に適切な運動を行うことで子どもの運動能力は、成長・向上していきます。
プレゴールデンエイジ~ポストゴールデンエイジは、一生に一度きりです。
是非、この時期を大切にしてみてください。
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たくさんの基本的動きを取り入れてサーキットを組んでいます。是非ご覧くださいね。
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